ボートレーサーの年収・賞金・階級など気になること全部

ボートレーサーとは?年収・賞金・階級など気になること全部

近年、利用者が急増しているボートレース。地上波のテレビCMをはじめ、Youtubeなどで扱うチャンネル数もかなり増加しており、アンダーグラウンドな印象はかなり薄れてきました。

その立役者となっているのが「ボートレーサー(競艇選手)」です。

ただ、実際はどんな職業なのか?いくらぐらい稼げるのか?など、一般人には見えてこない部分も沢山あります。そこで今回は…

  • そもそもボートレースとは?
  • ボートレーサーについて
  • 平均年収や支出
  • ボートレーサーになる方法

以上のことを具体的に解説していこうと思います。

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記事の内容はこちら

ボートレースとは

ボートレースの発祥は1952年。

最北に位置する大村競艇で始まり、様々な変化を遂げて現在に至ります。歴についてはこの辺にしておきますが、より詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

競艇の歴史まとめ!1952年発祥~現在までの出来事

ボートレースとはどんな競技?

ボートレースは、最大6艇が出走して着順を競い合う競技。

1周600mのコースを反時計回りに3周(1800m)し、1着を目指し水上を走ります。※悪天候時は2周になることも。また、1~6コースの選手が着用する服、ボート・旗にはそれぞれカラーが決められています。

1号艇
2号艇
3号艇
4号艇
5号艇黄色
6号艇

基本的に1~6号艇が枠番通りに並ぶ「枠なり」となりますが、ピット離れに失敗したり、前づけする選手がいると進入隊形が乱れることもあります。

そして、他の競技とは異なるのが「フライングスタート方式」というスタート方法。

大時計が0~1秒を指す間にスタートするもので、0秒に近いほど優位に戦うことが可能です。ただし、0秒より早く通過してしまうと”フライング”となり、その選手には重たい罰則が待ち受けています。

ちなみに、フライングした艇番の舟券は全返還。1秒を過ぎた”出遅れ”についても同様です。

どこで開催しているの?

ボートレース場は全国に24場あり、選手は地元以外にも遠征してレースに出場します。以下が、ボートレースを開催している競技場。

関東地区桐生(群馬県)
戸田(埼玉県)
江戸川(東京都)
平和島(東京都)
多摩川(東京都)
東海地区浜名湖(静岡県)
蒲郡(愛知県)
常滑(愛知県)
津(三重県)
近畿地区三国(福井県)
びわこ(滋賀県)
住之江(大阪府)
尼崎(兵庫県)
四国地区鳴門(徳島県)
丸亀(香川県)
中国地区児島(岡山県)
宮島(広島県)
徳山(山口県)
下関(山口県)
九州地区若松(福岡県)
芦屋(福岡県)
福岡(福岡県)
唐津(佐賀県)
大村(長崎県)

各競艇場の特徴(コースレイアウト・水質・気象状況など)は全て異なります。

予想するうえで大切な情報となるので、舟券を購入する際は必ずチェックするように!各場の特徴については以下にまとめてあります。

競艇場一覧&特徴まとめ!予想に欠かせない基礎知識

国土交通省が所管とする競艇

競艇はパチンコ・スロット、オンラインカジノといった民間のギャンブルではなく、国土交通省が所管する国が認めた「公営ギャンブル」です。

その為、競艇場や場外発売場の設置をはじめ、レースに関わる全てのことは「モーターボート競走法」という法律によって定められています。

余談ですが、公営ギャンブル(競馬・競輪・競艇・オートレース)の監督省庁は…

  • 競馬:農林水産省
  • 競輪:経済産業省
  • オートレース:経済産業省
  • 競艇:国土交通省

ボートレーサー(競艇選手)とは

ボートレーサーとは、超難関校と言われている「ボートレーサー養成所」に入所し、厳しい訓練を経て国家資格を取得したプロのスポーツ選手。

最近は”ボートレーサー”という呼び方が定着しつつありますが、昔ながらのファンは”競艇選手”と呼ぶことが多いです。

現役選手は約1,600名

記事作成時に公式サイトで検索したところ、現役選手の人数は約1,597名。性別の内訳は、男性が1,354名、女性が243名。

1年に2回、養成所を卒業した新人選手がデビューします。その分、ベテランや成績不振で引退していく選手もいるので、大よそ1,600名程度の人数でキープされています。

ボートレースの定年や選手寿命は?

ボートレーサーに定年制度はなく、平均引退年齢は46歳

現在、70歳を超えて活躍している選手がいるほど、年齢を重ねても続けられる競技です。以下の競技と比較すると、競艇選手がいかに長寿命なのかご理解いただけるはず。

各競技の平均引退年齢
  • 競馬:30代後半
  • 競輪:40代前半
  • オートレース:40代半ば
  • 野球:29歳前後
  • サッカー:26歳前後
  • 大相撲:32歳前後

しかし、3年に一度行われる「選手登録更新」で引退に追い込まれるケースも。視力検査において裸眼視力が0.5以上なければ、選手登録を抹消されます。

そのほかに、一定の水準に成績が届かず、選手会から引退勧告を受ける場合もあるようです。ただ、ベテラン選手ともなると自分自身が限界の時期を悟るので、自ら引退していく選手の方が多いでしょう。

全国18に分かれた所属支部

選手はそれぞれ「モーターボート選手会」の支部に所属しています。以下が、現存する支部です。

  • 関東地区: 群馬支部・埼玉支部・東京支部
  • 東海地区: 静岡支部・愛知支部・三重支部
  • 近畿地区: 福井支部・滋賀支部・大阪支部・兵庫支部
  • 四国地区: 徳島支部・香川支部
  • 中国地区: 岡山支部・広島支部・山口支部
  • 九州地区: 福岡支部・佐賀支部・長崎支部

支部が所在しているのは、ボートレース場がある都道府県になります。

基本的に出身地や居住地(現住所)に該当する支部に所属しますが、移住や結婚を機に移籍することは可能です。

ボートレーサーの年収事情

高収入として知られるボートレーサーですが、実際どのくらい稼いでいるのか?あまり語られない具体的な収入について解説します。

全レーサーの平均年収(中央値)は?

全レーサーの平均年収は約1,700万円

この数字だけ見るとめちゃくちゃ稼いでいるように感じますが、当然のことながら「あくまで平均値(中央値)」です。数億円稼いでいる選手もいれば、サラリーマンより苦しい生活をしている選手も含まれます。

級別(ランク)によって異なる年収

ボートレーサーは、成績に応じた級別(ランク)が与えられます。

A1級(最上級)>A2級>B1級>B2級

級別を決める際、主に基準とされるのは「勝率」。勝率とは、上位の着順ほど高得点が付与され、その得点を出走回数で割った数値のこと。

その勝率をもとに1年に2回「級別審査」が行われますが、属するランクによってボートレーサーの収入には大きな差が生じてきます。

最も影響するのが出場できるレース

競艇最高峰と言われるSG・G1の出場資格は、原則A1級のみ。もちろん、ハイグレードになるほど賞金も高く、出場するだけでそれなりの収入が見込めます。その事情については以下を見れば一目瞭然。

グレード開催数優勝賞金
SG8回1,700万円〜1億円
G135回前後480万円以上
G28回前後450万円以上
G350回前後105万円以上
一般戦毎日74万円以上

グレード別の優勝賞金のみお伝えしましたが、この他にも1レースあたりの賞金は雲梯の差。トップ選手が一般戦にあまり出場しないのは、こうした理由が関係しています。

A1・A2・B1・B2の平均年収

  • A1級:3,000万円以上
  • A2級:1,800万円以上
  • B1級:1,100万円以上
  • B2級:500万円以上

全体の平均は1,700万円ですが、階級差による年収には差があります。さらに、A1級といっても収入格差は大きく、3,000万円程度の選手もいれば、2億円を超える選手まで。

要は「ボートレーサーになれば稼げる」といった情報は鵜呑みにしない方が無難でしょう。

とはいえ、上位層のトップレーサーたちが稼ぎまくっているのも事実。以下に紹介する通り、たった1年の賞金でマイホームも高級車も買えちゃいますw

2021年度の賞金ランキング

順位選手名獲得賞金
1位瓜生正義172,782,000円
2位峰竜太148,076,000円
3位白井英治144,121,000円
4位原田幸哉132,837,266円
5位平本真之126,892,640円
6位濱野谷憲吾125,249,928円
7位桐生順平116,113,666円
8位辻栄蔵98,517,232円
9位前本泰和94,740,000円
10位丸野一樹94,688,000円

2021年度は1億円台で留まりましたが、2015~2020年の賞金王は全て2億円を突破しています。

賞金以外の手当

ボートレーサーの収入は賞金がメインです。ただ、それ以外にも様々な手当があり、1年を通して換算するとかなり大きな金額となります。

以下は代表的な手当一覧。

出場手当一般にいう日当。この日当(20,000円)から宿泊期間中の経費が引かれる
出走手当レースに出場するだけで15,000円支給される
完走手当一般戦で1〜3着に入ると賞金はあるが、4〜6着はゼロ。これは完走(無事にゴール)さえすればもらえる手当
スタート無事故賞節間を通してフライングを一度もしなかったレーサーに支給される
ナイター手当ナイターレースに出場すると支給される
荒天手当荒天の中で行われたレースに出場すると支給される
参加賞あっせんされて遠征してきたレーサーに支給される
特別参加賞SG・G1のレースに参加したレーサーに支給される
敢闘賞6艇中、5艇がフライングをして不成立になったレースで残った1艇に対し支給される
敢闘手当優勝戦で失格になったレーサーに支給される
班長手当節間で選手班長を務めた者に支給される
金一封節間で全勝したレーサーに支給される
交通費レース場までの往復交通費。公共交通機関(電車)を利用した場合のみ。新幹線等に対する料金は含まれない

「結果を残さなくてもある程度の収入が貰えるなんて…」そう感じてしまうかもしれませんが、ボートレーサーは毎レース「命懸け」で挑んでいます。

一般職でも危険な仕事には手当があるので、死亡者もたまに出る競艇なら当然かと。

ボートレーサーの支出

上記に紹介した「収入」は恵まれているといって良いでしょう。しかし、入ってくるお金と同じぐらい「支出」が多いのもボートレーサーの宿命。

ネット界隈の記事では”良い面”しか書かれていないので、過酷な金銭事情についても紹介しておこうと思います。

レースで着用する防護服やヘルメットなど

ボートレーサーの支出で最も大きいのが「レースで着用するもの」。これらのレース用品は全て、ボートレーサー自身が揃えなくてはいけません。

選手自身が用意するもの
  • カッパ・インナー・アンダーパンツ
  • 靴下・ズボン・手袋(全てケブラー製 ※1)
  • アームプロテクター
  • ヘルメット

(※1)ケブラー製とは、1971年にアメリカで開発された高強度な素材。転覆時、プロペラによる怪我防止を目的として採用されています。

アームプロテクター以外は、既製品を買うよりオーダーメイドする人が多いらしい。特にファンから見られるカッパ、ズボン、手袋、ヘルメットはデザイナーに発注する割合が高いようです。

さらに、ズボン・ヘルメットに関しては「8ヵ月の定期交換」が必要。安全性を考慮したうえでのルールですが、選手にとっては避けられない出費となります。

ちなみに、最も高額なものはヘルメット。

軽くて丈夫なカーボン素材の場合、商品自体が15万円、デザインの塗装費が12万円程度、合わせて30万円弱とのことw

上記内容について参考にさせてもらった動画がこちら。

艇界屈指のイケメン「永井彪也」選手と、美女レーサー「大山千広」選手が分かりやすく説明してくれます。

拘ってしまうと30万円ちかくするヘルメットですが、どのメーカー製品も使用期限は3年。その頻度で買い替えるのは、下位レーサーだと大変そう…

点火プラグはレーサー負担

ボートレーサーの支出!点火プラグはレーサー負担

モーターに取り付ける「プラグ」も支出のひとつ。

商品自体の価格は1,500円程度で高くはありません。しかし、必ず2つセットで必要なうえ、交換頻度が高めの消耗品となります。中には1レースに1回交換する選手もいるので、チリツモで大きな出費となるようです。

斡旋先への往復費用

競艇場へ遠征する場合、移動するための交通費が発生します。

掛かる費用は斡旋先が負担してくれるものの、陸路を使った”最低限の交通費”しか支給してくれません。

当然、電車(各駅停車など)で全国を横断するのは無理。ほぼ全てのレーサーは新幹線や飛行機を利用しますが、その分に関しては自己負担となります。また、前乗りして泊まったホテル代、仲間同士の食事代も同様です。

「ナイター開催で物理的に帰れなかった場合は、競艇場が負担してあげればいいのに」

そう思ってしまう方も多いはず。しかし、ナイター開催では「ナイター手当」が支給されるなど、負担を軽くする制度はそれなりに整っています。

フライングなどによる罰金

フライングの罰金は、1本目が7万円、2本目が10万円。そして、1本目から90日以内のF、もしくは非常識なFだった場合、愛知県にある「碧南訓練所」で2泊3日のスタート訓練が課せられます。

ただ、高収入のボートレーサーにとって罰金は大して痛手とならないはず。

それよりもボートレーサーにとって辛いのは、出場できない日数が加算されていき、命の綱である賞金を稼げなくなる「厳しすぎる罰則」でしょう。

F回数ごとの斡旋停止期間
  • 1回目:30日間の斡旋停止
  • 2回目:60日間の斡旋停止
  • 3回目:90日間の斡旋停止
  • 4回目:180日間の斡旋停止

人気のあるトップレーサーであっても、フライングを犯すと出場できなくなります。また、斡旋停止以外にも罰が待っています。

フライングの罰則内容

予選

同大会の優勝戦に出場できなくなる

G1
  • 準優はG1(SGは除く)に3ヵ月出場不可。優勝戦はG1(SGは除く)に6ヵ月出場不可
  • 確定している斡旋先のレース終了後、30日間の斡旋不可
SG
  • 準優はSGに4回、G1に3ヵ月の出場不可。優勝戦はSGに12か月、G1に3ヵ月の出場不可
  • 準優・優勝戦ともにグランプリ出場は可
  • 確定している斡旋先のレース終了後、30日間の斡旋不可

出場停止処分を受けてしまうと、級別審査で出走数をクリアできず、勝率が高くてもB級に降格するケースは多々あります。

直近では、艇界のスーパースター「峰竜太」選手がまさかのB級降格。勝率は8点台とランキングトップでしたが、重賞レースの出場資格がないだけでなく、SGにも出場できなくなりました。

過去にもフライングで引退に追い込まれた選手は数知れず。それほど選手生命を脅かす怖い存在なのです。

ボートレーサーになる方法

僕が今の記憶を残したまま小学生に戻れたら、きっとボートレーサーを目指すはず。その理由はもちろん、勉強を頑張らずに大金を稼げる可能性があるから!

まぁ、そんな奴はトップレーサーになれないでしょうけどw

どちらにしても、ボートレーサーという職業は魅力満載!もし、何をするか決めておらず、受験できる資格があるなら検討する価値はあると思います。

ボートレーサー養成所に入所

ボートレースになる方法!ボートレーサー養成所に入所

第一関門となるのが「ボートレーサー養成所」に入所すること。

平均合格倍率は40倍になる年もあり、そこそこ難しい高校や大学の試験と同レベル。しかも、受験するには生まれ持った身体も影響するので、運動神経とは別に運も必要となります。

そのうえで、養成所の受験資格からまずは見ていきましょう!

ボートレーサー養成所の受験要項
  • 年齢:15歳以上30歳未満
  • 学歴:中学校卒業
  • 身長:175cm以下
  • 体重:男子49~57㎏以下、女子44~52㎏以下
  • 視力:両眼とも裸眼で0.8以上
  • 弁色力:強度の色弱でないこと
  • 聴力・健康状態:訓練に支障をきたさないこと
  • その他:禁固以上の刑を処された者、モーターボート競走法で罰金以上に処された者、反社会的勢力と関係がある者など

上記資格で注視したいのは「身長・体重・視力」の3つ。まぁ、体重は頑張れば何とかなりそうだし、視力もレーシックが認められているのでお金で解決可能。

問題なのは、どうすることもできない「身長」です。15歳になった時点で176㎝以上ある場合は、潔く諦めるしかありません。

成長期の人は早めの受験がおすすめ

1つだけ覚えておいてほしいのは、入所後ならいくら身長が伸びても問題なし!

大抵の人は”中学・高校時代”に成長期を迎えるもの。その時期を生きる若者の場合、来年には制限オーバーしている可能性も十分あり得ます。その為、受験資格を失ってしまう前にトライすることをおすすめします。

中学・高校だと1年に10㎝伸びるのは珍しいことではない。「まだ大丈夫」と安心していると、二度と叶わない夢になりますよ。

養成所で1年間の過酷な訓練

<羽野直也選手>

1年間は正直、辛かった。楽しい記憶といえば、2時間だけの休み時間。お菓子を食べるときが至福のひとときでした。それ以外は、自分の時間がない。でも、遊びにきているわけじゃないから。覚悟してほしい

<一色雅昭選手>

訓練内容もですが、年齢も育った環境も違う人と一緒に生活するのが大変でしたね。

<出口舞有子選手>

初期訓練の頃はメンタル面も辛かったですね。でもボートレーサーになるという夢があったのでがんばれました

現役選手にボートレーサー養成所での思い出を聞くと、大抵は「辛い」という言葉が出てきます。

それもそのはず、自宅に帰れる年に数回以外は、訓練所に缶詰め状態。スマホや音楽鑑賞などの機器は持ち込めず、早寝早起きの生活を絶えないといけません。

そうした過酷な環境に耐えられず、退所していく訓練生はかなり多いです。実際、50名ほど入所して、デビューできるのは半数程度。

それだけ厳しい訓練だということでしょう。

卒業試験に合格し、国家試験に挑む

前期ではパドルを使ってボートを漕いだり、スタートや待機行動などの基礎を学びます。

後期になると差し・まくりといった実践に近い訓練を行い、模擬レースによる結果で卒業試験への出場者が決まります。

卒業試験に合格後、国家資格の受験に向けて最終的な準備。そして、試験に合格すればプロのボートレーサーとしてデビューすることができます。

仮に資格検定の試験で不合格だった場合は、6か月間の講習を改めて受け、再度受験を受けることが可能です。

卒業試験まで残った人なら、国家資格の取得は難しくないと言われています。適性のない人はそれまでにふるい落とされているでしょうから。

競艇選手としてB2級からデビュー

デビューしたての新人選手は、本番レースに交じってすぐ勝てるほど甘くはありません。また、レースに適応するだけの技術や経験がないので、他選手に怪我をさせてしまうリスクが高くなります。

その為、デビューして半年程度は「どの枠番であっても6コース進入」というのが暗黙のルール。

当然、最も不利な大外6コースから上位に食い込むのは至難の業。1年以内に実績を残すのは難しく、2年目あたりから勝ち星を重ねていくのが一般的な流れです。

まとめ

結論、ボートレーサーは羨ましくなるほど稼げるが、その土俵に立てるのは限られた人間のみ。

競艇ファンからすると、SGで活躍しているトップ選手にしか目が行きません。なので、数億円稼いでいたり、異性からモテモテだったり、ボートレーサーの良い面しか見えてこないものです。

倍率40倍の養成所に合格し、一時は全く勝てない日々が続く。その辛い経験をしたからといって必ず稼げるのは一部のレーサーのみ。

もちろん、プロの野球選手やサッカー選手よりはなりやすいでしょうが、簡単に稼げる職業ではない。そう認識しておいた方が良いかもしれません。

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