近年、物価上昇が続き、賃金停滞と景気が良いとは言えない情勢。お金に余裕がなくなって財布の紐は堅くなるので、多くの企業は業績を落とすのが一般的な流れ。
そんな中、恐ろしい勢いで売上を伸ばしている「ボートレース」。
2000年代前半は1兆円を割り込でいましたが、2016年頃から躍進を続け、2021年には過去最高となる2兆3,926億円を突破!そして、今現在も人気は衰えることなく、売上推移は好調をキープしています。
そこで今回は、不景気の中で売上を伸ばすことができた理由について、過去のデータを基に考察していこうと思います。
「リバースボート」の無料予想はとにかく当たります。
実際に試せば分かりますが、レースの選び方・買い目の絞り方はまさに本物。これほど高精度の無料予想は滅多にありません。
もちろん、信用できるまではエアー検証でOK。数レースで質の高さに気づくはずです。
競艇の売上増加および人気上昇の理由
一般社団法人「全国モーターボード競走施行者協議会」が発表した、過去6年間(2016~2021年)の売上データがこちら。
2016年の売上は1兆円程度でしたが、2021年には2倍以上となる「2兆3,926億円」にまで急成長。
最も伸びている2019年といえば、中国の武漢市で新型コロナウイルスが確認された年。飲食店の利用制限や経済不況など日本に多大な影響を与えましたが、実はこのコロナ感染こそ「利用者増加」の要因なのです。
ではなぜ、低迷するはずの状況で躍進することができたのか?
理由1「インターネットの普及」
出典:総務省「インターネット利用率」
上記は、総務省が発表した「インターネットの利用状況」に関する調査結果です。
78.2%だった2010年と比較して、2019年のネット利用割合は89.9%。約10パーセント、ネットを利用する人が増えたとわかります。
10パーセントと聞くとピンとこないですが、日本の人口約1億2,000万人のうち1,200万人がインターネットを使い始めた計算。
ちなみに、競艇界では以下のような出来事が起こっています。
- 1985年に平和島で初の電話投票
- 2000年に住之江競艇場で3連単を導入
- 2001年にネット投票開始
平和島で初の電話投票が開始され、2000年には住之江競艇場で3連単を導入。そして、2001年には全国24競艇場の舟券がオンラインで買えるように。
中でも、インターネットの利用者増加が「ネット投票の利用者増加」に繋がり、売上アップの大きく貢献したと思われます。
理由2「有名人のCM出演」
競艇の売上が伸びた背景の1つに「テレビCMに有名人を起用」した点があると考えます。
これまで競艇のCMに出演した有名人は30名弱ですが、芸人「渡辺直美」さんの美声が披露されたCM、俳優「田中圭」さん・芸人「ブラックマヨネーズ」さん主演の作品は特に印象的。
CM起用で競艇の知名度を上げただけでありません。影響力の大きい有名人を採用したことで、競艇を知らない人が興味を持つきっかけになったはずです。
理由3「女子選手(イケメン)の増加」
昔の競艇は「おじさんが多い」「客層が悪い」などネガティブなイメージが先行していました。しかし、ここ10年の間にそのイメージをぶち壊す”華のある選手”が次々に登場!
その存在こそ「美女レーサー(イエメンレーサー)」たち。
実力だけでなく見た目も美しい女子選手や、女性を虜にするイケメンレーサーが増加。最近では「顔で選んでる?」と思ってしまうほど容姿端麗な選手が増え、一昔前の薄暗い印象はほぼなしw
さらに、女性のボートレースファン「ボレジョ」も多くなり、若い世代のユーザーが盛り上げているように感じます。
競艇のイメージが「おじさん」から「女性も若者も楽しめる」ギャンブルへと変化。
これまでボートレースに興味がなかった人でも参加しやすくなった点は、競艇界にとって追い風となったのでしょう。
理由4「他のギャンブルから流入」
人気が衰退した代表的なギャンブルといえばパチスロ。
4号機時代は1日に50万円以上勝つことも可能でしたが、規制強化によって勝ちにくいギャンブルと化しました。さらに、打ちながら喫煙できなくなるなど、パチンコ業界の”オワコン化”は今後も加速しそう。
では、スロットを卒業したユーザーたちはギャンブルを引退したのか?中にはそういった人もいるでしょうが、半数以上は別のギャンブルへ移行したはず。
国内で楽しめるパチンコ・スロット以外のギャンブルは…
- オンラインカジノ
- 宝くじ・LOTOなど
- 公営ギャンブル(競馬・競艇・競輪・オートレース)
オンラインカジノは合法とはいえないし、宝くじなどで勝つのはほぼ無理。となると、ギャンブラーが辿り着くのは「公営ギャンブル」の一択。
利用者や売上が増えるのは必然だったのかもしれませんね。
理由5「初心者でも予想しやすい」
パチンコなら釘の状態、スロットなら当日の設定などを把握する必要があります。その為、そこそこ経験値がないと「プラス収支を継続」するのは難しいでしょう。
大して競艇は、以下のようなギャンブルです。
- 最大6艇しか出走しない
- 3連単全通りで120通り
- インコースが圧倒的に有利
もちろん、上記のメリットだけでなく、配当が安いデメリットもあります。ですが、1日を通してボウス(1回も当たらない)といったケースは稀であり、初心者にとっては優しいギャンブル。
国土交通省が所管とする安心感、当てやすい競技性から、どんなギャンブルより始めやすさはNo.1だと思います。
理由6「競艇場のイメージ戦略」
上記で説明したテレビCMをはじめ、ボートレース協会および各競艇場は「親しみやすいギャンブル」を印象付けています。
その一つが、個性豊かな各競艇場にマスコットキャラクター。親しみやすいキャラクターはSNSでの拡散力が強く、高い経済効果を生みだす傾向にあります。熊本県の「くまモン」なんかが良い例ですね!
そのようなキャラクターが競艇にも存在します。
桐生競艇 | 戸田競艇 | 浜名湖競艇 |
常滑競艇 | 三国競艇 | 丸亀競艇 |
若松競艇 | 福岡競艇 | 大村競艇 |
売上にどれほど貢献しているかは不明ですが、女性や若い世代から好印象になったのは確実。ボートレースの人気や知名度アップに繋がり、売上拡大に成功したのではないでしょうか。
理由7「時間や場所を問わず参加できる」
ボートレースのオフィシャルが提供する「テレボート」に登録すれば、いつでも、どこにいても舟券を購入することが可能です。
僕が競艇をはじめた頃は、競艇場や場外で買うのが当たり前。そもそもインターネットや携帯電話が普及していなかった時代。一応、電話投票はありましたが、使っていたのは上の年代ばかり。
当時はそれが普通だったので不満はありませんでしたが、今思えばテレボートがいかに便利か…。
だって、自宅からでも舟券を買うことができるし、競艇新聞がなくてもデータ分析ができる。昔ながらのファンとして、ちょっと便利すぎて困っちゃうレベルですw
理由8「競艇Youtuberなど配信者の増加」
YouTubeを中心に、競艇の魅力を配信するチャンネルが増えています。
少し前まで競艇関連の動画なんて数えるほどでしたが、現在はパチスロや競馬を凌ぐ勢い。また、多くの人気ライターたちはボートレースYoutuberに様変わりし、パチンコ屋のイベントは激減している状態。
ボートレース案件の方が稼げるからなのか?パチンコ屋の来店イベントが減ったのか?理由は何にせよ、明らかに業界の縮図は変化しています。
人気配信者ともなると膨大な視聴回数となるので、宣伝効果は抜群!新規ファンの獲得に成功したはず。
おすすめの競艇系Youtubeチャンネル
よく視聴するチャンネルを適当に紹介しましたが、他にも沢山あるので自分好みの動画を探してください。
それと、競艇場の公式チャンネルは登録必須!トップレーサーたちのインタビュー映像をはじめ、美人レーサーの座談会なども視聴でき、ボートファンにはマジで有益すぎる動画です。
理由9「競艇を愛する芸能人の存在」
テレビで頻繁に見かける「芸能人」にも”競艇好き”はめちゃくちゃいます。
まず、代表的なのは、子役時代から活躍している「坂上忍」さん。1レースに数百万円を賭けることもあるらしく、2020年のグランプリ優勝戦で的中させた話はかなり話題になりました。
そしてもう1名が「蛭子能収」さん。蛭子能収杯など冠レースがあったり、同じ組み合わせの舟券をすべて購入する「蛭子買い」でも有名なタレント。
YoutubeやSNSの影響力も凄いですが、それ以上にテレビの力は絶大!
直近だと「4カドの峰は峰なんよ」の名言を発した「千鳥大悟」さんなど、お笑い界でも注目度の高いボートレース。今後、さらに盛り上がっていくこと間違いなし。
理由10「競艇場のリニューアル」
1990年代、2000年初期の競艇場は、古びれた建物で暗いイメージでした。
そのイメージを払しょくするかのように、ここ最近は見た目だけでなく、施設内のサービスも大幅リニューアル。全て説明するのは面倒なので一部だけ紹介しますが…
紹介した写真は全て競艇場の施設。
一見すると、専用のアスレチック場や、一流ホテルの待合室にも思えますが、現代のボートレース場は豪華さだけでなく、女性や子供にも楽しめる(くつろげる)場所なんです。
ただし、いくら充実しているからといって、舟券に集中し過ぎはダメですよ(笑)
競艇の売上はまだまだ伸びそう
競艇の売上は伸び続けていますが、はたしてその勢いはどこまで続くのか?
個人的な見解は、成長スピードは鈍化するだろうけど、今後も右肩上がりになると予想。その結論に至った理由について、現在の景気や流行など社会情勢をふまえて考察します。
競艇選手・ファンがSNSに流入
どんなサービスであっても、事業を拡大するうえで「SNS(ツイッター・インスタグラム)」は欠かせないツールとなりました。
今ではボートレーサー個人がSNSアカウントを運用している時代。
Google検索では知り得ない情報をリアルタイムで入手でき、ファンは情報を拡散していく。その結果、競艇を知らない人にも情報が届くので、認知度・利用者数は増えていくと思われます。
名称が「競艇」から「ボートレース」に変更
- ~1997年:統一された呼称なし
- 1997~2009年:競艇
- 2010年~:BOATRACE(ボートレース)
競艇と呼ぶ人も多いですが、現在は「ボートレース」が正式名称。
競艇と聞くと「賭け事」に直結し、マイナスなイメージを抱く方も多いでしょう。しかし、ボートレースと聞くとそのイメージは払拭され、プラスの印象を与えるそうです。
間違いなく耳障りが良いのは、競艇よりボートレース。「競艇」で育った中年オヤジにはまだ慣れない呼称ですが、若い世代や女性ファンにとってはプラスに働くと感じています。
訪日外国人が過去10年間で約4倍
日本政府観光局が発表した「訪日外国人の月別・年別データ」によると、2020年に海外から日本に訪れた観光客の数は2010年の約4倍となっています。
競艇を開催している国は、韓国をのぞき日本だけ。そして、日本の公営ギャンブルは外国人にも人気なので、コロナが落ち着いて観光客が増えれば新規ユーザーの掘り起こしが見込めます。
実際、競艇場へ行くと、様々な国籍の来場者を見かけるようになりました。特にギャンブル好きと言われる中国・韓国などは、将来的に期待できる層かもしれません。
優良予想サイトの充実
公営ギャンブルで最も当てやすい競技とはいえ、勝つのはそれなりに知識が必要です。また、投票した時点で「25%の手数料(控除)」が引かれるので、勝ち組になれるのはせいぜい3割弱でしょう。
もちろん、以下の予想方法を実践すれば、勝率は飛躍的に向上します。
- イン戦重視のレース選び
- 選手・モーター比較
- 展示や天候の分析
- 買う or 買わないレースの見極め
- 期待値を上げる買い方
- 射幸心を抑えたベットマネージメント
ただ、趣味程度で競艇をやる人だと、これらの方法を実践するのは面倒…。だから適当に予想して、当たったらラッキー、外れたら運が悪いで終わらせる人が多いです。
その状態で満足しているなら何も言いませんが、もし負け組を脱出したいのであればおすすめの方法があります。
それは「競艇予想サイト」を活用すること。
悪徳業者も沢山いるので慎重に選ぶ必要はありますが、優良サイトに巡り合えたら高確率で勝ちに近づきます。無料予想も用意されているので、是が非でも勝ちたい方はぜひ!
まとめ
説明した通り、ボートレースの売上&人気上昇には理由があります。その背景を簡単にまとめると…
- 2016年以降の売上推移は急成長
- 最大の要因はインターネットの普及
- 美人・イケメンのレーサーが増加
- パチンコ業界の衰退
- 初心者でも始めやすいギャンブル性
- 芸能人・競艇系Youtuberの存在
競艇ファンの1人として、業界全体の売上が伸びているのは嬉しすぎる!単純に盛り上がることも喜ばしいことですが、本当の理由は他に遭って…
初心者は適当に投票することが多く、通常ではあり得ない美味しい配当になるから。それと、高額ベットをしてもオッズが動きにくくなり、期待値以上の配当に巡り合える機会が増えるのでw
当然、当サイトの読者さんは別ですよ(笑)カモにならないための知識を共有していくので、分からないことがあったら気軽にご連絡ください!
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