転覆女王や転覆系女子と呼ばれていた女子レーサーが化けた！そのボートレーサーが「清水愛海」選手。
ボートレース情報サイト「マクール」の三吉副編集長が500年に1人の逸材とも絶賛している。
さらに、グーグルで「清水愛海」を検索すると、予測キーワード（サジェストキーワード）には、天才という文字が。
今回は、清水選手のデビュー前や天才と呼ばれる理由、プライベートのことなども紹介していこうと思います！
清水愛海とは？
1999年11月23日生まれ、山口県柳井市出身のボートレーサー。山口県立岩国総合高校卒業後、ボートレースへの道を志しました。
中学生の時は陸上部、高校生の時はバスケットボール部に所属しており、体力には自信があったといいます。
ボートレーサーとしてデビューする前は、2年間アルバイトで生活していたとのこと。昼は寿司屋とスポーツジム、夜はBARを掛け持ちしながら養成所の試験を受けていたようです。
基本情報・プロフィール
| 公式画像 |  |
| 名前 | 清水愛海 |
| ふりがな | しみずあみ |
| 登録暗号 | 5163 |
| 生年月日 | 1999年11月23日 |
| 身長 | 158cm |
| 体重 | 47kg |
| 血液型 | O型 |
| 支部 | 山口 |
| 出身地 | 山口県 |
| 登録期 | 127期 |
| デビュー日 | 2020年11月2日 |
| 趣味 | キャンプ |
出身校は山口県立岩国総合高等学校
 |
|
| 名前 | 岩国総合高等学校 |
| 所在地 | 山口県岩国市藤生町4丁目41-1 |
| 電話 | 0827-31-6155 |
| 設立 | 1976年4月1日 |
| 共学・別学 | 男女共学 |
| 単位制・学年制 | 単位制 |
| 設置学科 | 総合学科 |
| 過去の名称 | 山口県立岩陽高等学校 |
山口県岩国市藤生町四丁目に所在する公立の高校。
- 宇津本直紀（元DEENのドラマー）
- 藤島誠剛（元プロ野球選手）
- 松林慎司（俳優）
- 紗羽優那（元宝塚歌劇団宙組娘役）
清水愛海の特徴
| 清水愛海（期別成績） | |||
| 勝率 | 3.72 | 2連対率 | 17.50% |
| 3連対率 | 29.16% | 出走数 | 120回 |
| 優出 | 0回 | 優勝数 | 0回 |
| 平均ST | 0.18 | F | 0回 |
| 出遅れ | 0回 | 能力 | 43 |
| 1着 | 9.2% | 2着 | 8.3% |
| 3着 | 11.7% | 4着 | 16.7% |
| 5着 | 27.5% | 6着 | 21.7% |
集計期間：2021年11月1日～2022年4月30日
清水選手の特徴といえば、握ってまわるターンスピードと危険なレースの後も怖さを感じさせないターンでレースに挑むメンタル。
今の課題は、道中競ったときに焦ってしまうことと、機力の調整。最近は冷静になる事を心がけてレースの臨んでいるとコメントしています。
現在のレース内容を見ても、モーターやプロペラ調整の腕を上げればさらにヤバい選手へと化けそう。
ボートレーサーを目指したきっかけ
元々は、理学療法士になろうと思っていた清水選手。母と119期「高岡竜也」選手の両親が知り合いということで、ボートレーサーという職業があることをふと思い出したそうです。
気になった清水選手は、ボートレースについて調べていくうちに平均年収が1600万円、1年でプロになれる、男女平等に戦えるということを知り、自分にピッタリで「これしかない」と思ったそうです。
母子家庭で育った清水選手は「母を早く楽させたい」という気持ちもあったそうです。
ボートレーサー養成所の試験は4回目で合格。127期としてデビューしています。
特定の師匠はいるが非公表
清水選手が所属する山口支部では、デビュー直後の新人に当面の間は特定の師匠を置かず、支部全体で育成していく方針で知られています。
しかし、デビューから約2年ほど経った清水選手に特定の師匠がついたことがYouTubeチャンネル「ボートレースしんでる」で発覚しました！
ただ、取り次いでくれた山口支部の担当者にも師匠名は伏せられ誰なのかまでは特定することができず。伏せている理由も不明とのことでした。
清水選手本人も「私が特定の師匠についたのは事実です。ただ、今の時点では公表を控えさせていただいており、応援いただいているファンの皆様には大変申し訳ありません」とコメントしているので間違いないでしょう。
憧れている「浜田亜理沙」選手や、分からないところを熱心にアドバイスをくれる同支部の「佐々木裕美」選手が師匠なのかも。
いずれにせよ考えがあっての非公表なので、発表を気長に待ちましょう。
恩師は「荘林幸輝」元教官
清水選手の担当教官だったのは、G1制覇8回を含む通算61優勝を優勝を誇る、元トップレーサー「荘林幸輝」元教官。
2012年に現役を引退し、ボートレーサー養成所の教官になり2021年の3月に退職しています。
教官を辞めてはいるものの、今でもアドバイスをもらったり、清水選手の全レースをチェックしたりしてくれるそうです。
デビューから現在までの成績
清水選手のデビューから現在までの成績や主な出来事を紹介していきます。
初出走（デビュー戦）
清水選手がデビューしたのは2020年11月2日。徳山競艇場で開催されていた「住信SBIネット銀行賞」初日、第7レース。
6号艇6コースからコンマ45のスタートで遅れた清水選手は6番手でレースを進めていきますが、5番手の引き波でバランスを崩し転覆。
デビュー節の成績は「S1 665656」という結果に終わっています。
デビュー初勝利
デビュー前から注目されていた清水選手だったが、初勝利を飾ったのは、ちょうど1年経った2021年11月2日の通算153走目。
徳山競艇場で開催されていた「yab山口朝日放送杯争奪戦」最終日、第3レース。
4号艇4コースからコンマ13のトップスタートでA級レーサーたちをのみ込み余裕のリード。そのまま落ち着いてまわりきり、ようやく初勝利を飾りました。
水神祭
地元水面で初勝利を挙げた清水選手は先輩レーサーに投げ込まれ祝福されました。
船に上げられた清水選手は仲間とピースをしたり、ファンに手を振ったり本当に嬉しい気持ちが伝わってきます。
初優出はG3江戸川オールレディース戦
初めての優出は2022年9月10日の江戸川オールレディース戦。
- 1号艇：海野ゆかり
- 2号艇：長嶋万記
- 3号艇：中谷朋子
- 4号艇：清水愛海
- 5号艇：前田紗希
- 6号艇：藤原菜希
メンバーは女子選手トップクラスのレーサーが揃いました。予選を「32221525」の成績を通過し、4号艇4コースからのスタート。
スリットはほぼ横一線に並んだ清水選手にチャンスは無く、結果は5着。
初優勝はお預けとなっていまいました。
清水愛海の彼氏や結婚・プライベートは？
ファンの方が一番気になる選手のプライベート。清水選手のプライベートや彼氏の存在、結婚の有無について調査してみました。
清水選手だってボートを操縦していないときは普通の女の子ですからね。
プライベート
出典：日刊スポーツ
アウトドアが好きで、コロナ前はよく高校時代の同級生とキャンプや山登り、スキューバダイビングをしに旅行に行ってたそうです。
現在はレースが休みの日は基本的に練習。GoProをつけてターンを見直したり、先輩方からアドバイスをもらっていると話します。
練習が休みの日は、1日中Netflixで映画を見たり、好きな音楽を聴きながら行先を決めずにドライブをして過ごしているとのこと。
彼氏や結婚について
清水選手の彼氏の存在や結婚について調査してみましたが、情報は一切ありませんでした。
ボートレーサーとしても大事な時期ですし、注目されている選手だからこそ今はボートレースに集中してトップレーサーを目指してほしい！
清水愛海が天才と呼ばれる理由
清水選手が100年に1人の逸材や天才と呼ばれるのには様々な理由があります。
養成所時代に残した成績やプロデビュー後のレース内容など。その内容について詳しく説明していきます。
養成所チャンプ・女子初リーグ戦勝率1位
清水選手は競艇史上初の快挙を達成しています。その内容は…
女子初のリーグ戦成績1位・養成所チャンプの2冠総なめし、首席で卒業したこと。
- リーグ勝率7.12（1位）
- 優出5回
- 優勝2回
- 修了記念競走優勝
ちなみに、127期生で勝率7点台を叩き出したのは清水選手たった一人でした。
そして、女子の養成所チャンプは110期の「喜多須杏奈」選手以来8年ぶりとなる6人目の優勝。
- 石原加絵（いしはらかえ）
- 児玉晃子（こだまあきこ）
- 豊島みづほ（とよしまみづほ）
- 横西奏恵（よこにしかなえ）
- 喜多須杏奈（きたずあんな）
転覆・落水も訓練生で1番多かった
養成所の成績からは想像もできないが、実は訓練生の中で転覆、落水が一番多かったのも清水選手。
訓練期間中の転覆・落水の回数は合計45回。
初出走のデビュー戦も転覆し、その後のレースも転覆事故を重ね「転覆女王・転覆系女子」と呼ばれるようになりました。
しかし、転覆しても事故の恐怖を感じさせない全速ターンが今の清水選手の強さとなっています。
若手とは思えない凄まじいターン技術
まずは、下記の動画をご覧ください。1着となったレース以外にも清水選手に可能性を感じるターンが盛りだくさん。
仮に舟券を外しても、納得できる諦めないターンを魅せてくれています。
そして、次はこちらのレース。A1級の「川野芽唯」「堀之内紀代子」「宇野弥生」選手らが出場するレースで鳥肌が立つようなターンを魅せます。
4号艇3コースからの進入になった清水選手はトップスタートを決め、まくりの展開。しかし、艇が少し流れてしまい宇野選手のまくり差しが決まってしまい2番手を航走。
やっぱりメンバーが強すぎたか…と諦めかけた2マークで上手すぎるツケマイで宇野選手をブチ抜いて勝利を飾っています。
わずか2年目にしてA級間近
初優出から早くも2度目の優出を果たした清水選手の勝率は5.15を記録。
勝率ボーダーは毎期変動しますが、A2級のボーダーは約5.40ほど。このまま勝率を上げれば、わずか2年でのA2級への昇級が目前となっています。
2度目の優勝戦は蒲郡ナイターのヴィーナスシリーズ。予選を「124241211」という成績で通過し3号艇を獲得。
- 1号艇：田口節子
- 2号艇：鎌倉涼
- 3号艇：清水愛海
- 4号艇：滝川真由子
- 5号艇：森岡まき
- 6号艇：宇野弥生
といったそうそうたるメンバーが揃いました。
コンマ18のスタートでまくり差しを決め1着に踊りでますが、ここで経験の差がでてしまいます。
2マークでのターンで大きく膨らんでしまい田口選手が逆転。競った時に焦ってしまったのかもしれません。
そのまま抜き返すことはできず2着という結果に。まくり差しが決まっただけあって本当に惜しいレースとなりましたが、このまくり差しは大きな爪痕を残せたレースになったはず。
このメンバーの中にいるだけでも凄いことですから。
清水愛海はツイッターやインスタをやってる？
清水選手は残念ながらSNSを運用していませんでした。
SNSが苦手なのか理由は不明ですが、新人ということあり、今はボートレースに集中したいのかもしれませんね。
清水愛海：まとめ
今回紹介した「清水愛海」選手をまとめるとこんな感じ。
- 競艇選手になる前はアルバイトで生活していた
- 「高岡竜也」選手の両親が知り合いで競艇を知った
- 母を早く楽させたいという気持ちで年収が高い競艇を選んだ
- 清水愛海の特徴は握ってまわるターンスピードの速さ
- 127期養成所チャンプ・リーグ戦勝率1位で卒業した
- 養成所時代もデビュー期も転覆が多く転覆女王・転覆系女子と呼ばれた
- デビュー戦は転覆に終わった
- 清水愛海はSNSを運用していない
- 今後が期待できる天才レーサー
転覆系女子と呼ばれながらも、養成所を首席で卒業し2年目にしてA級が見えるまでに成長した「清水愛海」選手。
2度の初優勝チャンスは、経験の差が出てお預けとなってしまったが、成績やレース内容で存在感をアピールできたはず。
今後、買わない訳にはいかないし、個人的にも好きなレーススタイルの選手なので応援し続けたいと思います！