桐生競艇で勝てる予想法!攻略のコツは特徴を知ること

桐生競艇で勝てる予想法!攻略のコツは特徴を知ること

1997年に初のナイター競艇を実施したレース場としても有名な「桐生競艇場」。現在はオールナイター開催としてレースが開催されています。

日本の最北に位置するだけでなく、標高が最も高い競艇場でもあります。その為、気候の変化に振り回されやすい立地が予想難易度を高くし、荒れる日は万舟券どころか十万舟券といった高配当も。

そんな水面をどう攻略すれば良いのか?

この記事では、桐生競艇の天候や出目といった特徴を理解してもらい、勝てる予想法を伝授していきます。最後まで読めば勝率アップは間違いなし!

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桐生競艇場の基本データ・水面の特徴

桐生競艇場の基本データ・水面の特徴
住所 群馬県みどり市笠懸町阿左美2887
水質 淡水
開催時間 ナイター
チルト -0.5/0/+0.5/+1.0
モーター交換時期 12月
うねり なし
水位変化 なし

桐生競艇場は貯水池を使用した淡水面。淡水の競艇場の中では硬めで乗りづらい部類に入るという声も多いようです。

うねりはありませんが、冬の季節風「赤城おろし」によって水面が荒れると波乱を呼ぶ可能性も出てきます。

水面のレイアウトについては、ピットから2マークまでの距離が長い点が大きな特徴。ナイター照明の点灯時刻は日没や天候によって異なり、日没が早い12月上旬は1レースから照明が入ることもあります。

【特徴1】高地のためモーターは出足が弱化

標高120mと全国一の高地にある桐生競艇場。他場より気圧が低いため、モーター出力が弱くなる想定で整備が必要となります。

モーターの回転が上がりにくい点は出足に大きく影響するので、スロー進入の起こしが遅れるとスタートで大きな後手を踏むリスクが避けられません。

気温の低下や雨などモーター弱化につながる要素が重なったレースは要注意!イン逃げの信頼度をいつもより若干下げ、一波乱あることを想定した予想がベターです。

【特徴2】予想を難解にする「赤城おろし」

桐生競艇場の特徴!予想を難解にする「赤城おろし」

上州特有の地形から生まれる「赤城おろし」は、桐生競艇場の水面をたびたび荒らす季節風。

基本はスタートラインに対して追い風となり、気温の低下によって徐々に強さが増していきます。赤城おろしの強風はGW開催の前後まで続きますが、難しいのは春先。風向、風速ともに安定しない日が多くなります。

コースの有利不利も目まぐるしく変わるために、予想するうえではこまめなコンディションチェックを欠かすことができません。

桐生競艇場のコース別入着率

舟券予想の参考となる過去のデータ、桐生競艇場の季節別・コース別入着率は以下の通りです。

桐生競艇場のコース別入着率①

桐生競艇場のコース別入着率②

桐生競艇場のコース別入着率③

桐生競艇場の1コース1着率は通年で54.8%

全国平均より下回っているものの、関東地区5場(桐生・戸田・江戸川・平和島・多摩川)の中では最も高い数字です。

コースのクセやうねりがない水面なので、イン逃げの難度は風の強さ次第で変わってきます。また、気温が上がる夏場でも風の影響がなければインの不利は少なくなり、2021年の一般開催では全レースイン逃げ決着という日もありました。

1年を通して苦戦する傾向にあった2コースは、1着率が全国平均レベルまで上昇。そして、イン逃げが失敗した時の1着争いは3コースと拮抗しています。

カド位置となる4コースの1着率はそこそこ。突き抜けられなかった場合、2着に残せる確率が3コースより7%前後低くなっています。

データを見る限り近況は全般に内枠有利の水面となっているようです。

桐生競艇場の予想ポイント

天候によっては乗りづらさが大きくなることもある桐生競艇場。

水面の特徴や入着率データをもとに、舟券の予想的中にどう生かすことができるのか。桐生競艇の攻略につながるポイントは以下の通りです。

信頼すべきはやはり地元選手

注目すべきポイント
  • 水面を熟知した地元選手
  • 実力差が明確に現れる一般戦
  • 開催初日・天候の荒れたレース

桐生競艇場はモーターの回転が上がりにくいだけでなく、ナイターではスタートの合わせ方が難しいという選手の声もあります。

その為、他の競艇場と違った乗り方が求められるので、水面を熟知している地元群馬支部の選手にはアドバンテージがもたらされることになります。

メンバーによって経験値の差が出やすい一般戦をはじめ、水面の感覚がつかみ切れていない選手が多い開催初日、強風や高波浪のコンディションとなった日には地の利がさらに大きくなりそう。

地元選手に対するプラス評価と考えて予想するのが良いでしょう。

モーターは出足、行き足の評価を優先

桐生競艇は水面状況に合わせた整備が難しく、基本はモーターの素性に沿って予想を組み立てるのがセオリーとなります。

特に重要となるのが出足、行き足。スタート展示や周回展示で動きをしっかりチェックし、スムーズに艇が出ていかない選手は思い切って舟券から外す判断もアリです。

一方、整備力のある選手がモーター気配を一変させて開催を終えた場合、次開催でそれを引き継ぐ選手をどう評価するか?も重要となってきます。

整備が難しい競艇場であることは、ヘタに触って機力ダウンさせてしまうケースも少なくないということ。整備力の有無はもちろん、調整の仕上がり具合も大切な情報源となります。

整備に関する情報は、桐生公式サイト記者コメントなどでチェック可能です。

乱れやすい進入隊形から推理が必要

桐生競艇は、ピットから2マークまでの距離が比較的長いです。

当地で走るモーターの出足~行き足の差が、ピット離れの優劣さらにはコース取りにも響きやすいという点は注意が必要。

他場より枠なり進入が崩れやすいデータもあります。ピット離れに不安がある選手はコースを奪われるリスクまで考慮し、スタート展示通りにはならない展開も稀にあります。

開催初日や、モーター交換して間もない時期(桐生は12月交換)などには、スタート展示から気配の確認が欠かせません。

女子戦はキャリア重視、ルーキー戦は荒れる前提で

桐生競艇の水面が乗りにくい場所であることは説明した通りですが、実力下位のメンバーが集まった開催となれば予想もさらに難しくなります。

例えば、女子戦の中でも下位ランクとなるヴィーナスシリーズや、キャリアが浅いルーキーシリーズなどはその典型。どちらの開催も初日からスタートに苦労する選手が多くなります。

ヴィーナスシリーズは、桐生を知り尽くしたベテランを信頼。そうした選手を軸に舟券を組み立てると、的中率アップに繋がりやすいはず。

会場を問わずルーキーシリーズは荒れやすいため、本命党には向かないレースが続くかも。トライする場合は、地元選手や整備力の長けた選手に絞って予想するのがおすすめです。

日没後はイン戦を信頼!例外は気温の高い夏

桐生競艇場の攻略でよく言われるのが「日没後は1コースから」。

気温が下がるとモーター性能が向上し、スロー起こしの不利が軽減すること。さらに、ナイター照明でダッシュ勢の選手に時計が見づらくなることがその理由とされています。

よほど出足に不安がある選手でなければ、ナイターレースは素直にイン戦を信頼する買い方がベスト。それだけで回収率向上の可能性も大きくなります。

ただし、気をつけるべき点が1つ。

群馬県は高崎や伊勢崎などで気温40度を超える日も多く、国内屈指の猛暑で知られる場所。最近では夜の20時、21時という時間帯でも気温が下がらない日が多くなっています。

ナイターといえども夏場は気温差が生まれにくいので、1コースのメリットを過信しすぎないように。

発生しやすい出目の傾向

入着率データに加えて「この組み合わせが来やすい」という傾向までつかめれば、レースの狙い目もかなり絞りやすくなってきます。

ここでは予想に役立つ桐生競艇場の出目について解説します。

イン逃げが決まれば内枠優勢

1コースが逃げを決めた場合、スロー勢が順当に舟券に絡む傾向が多くなります。2、3コースが壁となって外攻めを許さない展開が多くなるため、ヒモ荒れはあまり見られません。

3連単なら「1-23-2345」あたり。どの買い目も平均配当は1000円を超えており、水面のコンディションが安定していれば回収率100%以上の期待も大きくなります。

3コース台頭なら「3-456-456」で高配当も

3コースが1着になった場合、データ上では「3-1・3-2」の確率が高いです。

しかし、内枠勢の機力に不安があれば、外に流す買い方だと高配当をゲットできるかも。3コースのまくりに2コースが沈められるケースは意外と多く、まくりに便乗した4、5コースが絡む「3-456-456」は大きな配当を期待できます。

少し手堅くいきたいなら、まくり差しまで見て「3-145-145」。3コースの人気次第となりますが、オッズと相談しながら判断しましょう。

当日の出目は要チェック!同じ出目が来やすい傾向があるので、同じ艇番が続いていれば警戒が必要です。

桐生競艇場 企画レース攻略のコツ

ファンサービスの一環として、舟券の予想がしやすい番組構成の「企画レース」が用意されています。桐生競艇の一般開催で実施されている企画レースは3つ。

  • ドラドキ目玉~1号艇にA1級
  • ドラドキ3:~1,3号艇にA1級
  • ドラドキ5:~1,5号艇にA1級

コツさえ掴めば高的中率を狙えるので、それぞれの特徴を理解して回収率アップに繋げましょう!

6レース目「ドラドキ目玉」

ドラドキ目玉は、1号艇にA級選手、他の5選手はすべてB級選手。1コースの1着率は概ね8割以上を推移し、高い信頼度で「銀行レース」とも言えます。

データ上では、素直に1コースを軸にして良い企画レース。ただ、たまにA2級選手による取りこぼしがあるのも事実。もし、1コースにA2レーサーが座った場合は、買わない選択肢を含めた判断が必要です。

7レース目「ドラドキ3」

ドラドキ3は、1号艇と3号艇にA級選手、他の選手がB級選手。

1コースの信頼度はもちろん高くなりますが、3号艇のA級選手がどう絡んでくるか?その展開予想が攻略のカギとなります。

実際には、2連単が「1-3」あるいは「3-1」で決まる確率が3割少々。3号艇のA1選手次第となるので、モーターや直近の成績は必ずチェックしましょう。

2選手が共倒れとなってしまった場合、出目が「4-2」となる興味深いデータも。

直近30日分のレース結果(艇国DBより引用。)

桐生競艇場の企画レース!7レース目「ドラドキ3」

たまたまかもしれませんが、30レース中4レースも「4-2」で決着。さらに、1号艇フライングの結果を除けば、全て300倍以上の高配当となっています。ひょっとしたら、この出目法則使えるかも…。

8レース目「ドラドキ5」

ドラドキ5は、1号艇と5号艇にA級選手、他の選手がB級選手。ただし、5号艇が内に動いて4カドを取るケースも少なくないため、スタート展示の進入隊形は見過ごさないように。

6レース目の「ドラドキ目玉」と比較すると、1コース勝率はそこまで高くありません。

桐生競艇場の企画レース!8レース目「ドラドキ5」

30日分のレース結果となりますが、ドラドキ5の攻略はちょっと難易度高め。ただ、5号艇の連対率は非常に高いので、着順に関係なく軸で予想すれば的中率は高くなるかもしれません。

まぁ、本命党の方々は無理に勝負する必要はないでしょう。

桐生競艇場を得意とする選手

桐生競艇場で高い実績を残している選手を紹介します。難水面だけに地元のベテランをはじめ、全国トップレベルのSGレーサーが名を連ねています。

江口晃生(群馬)

桐生競艇場を得意とする選手「江口晃生」
名前 江口晃生(えぐちあきお)
登録番号 3159(54期)
生年月日 1965年2月11日
身長/体重 165㎝/56㎏
血液型 AB型
出身地/支部 群馬県/群馬支部
公式ページ 選手ページはこちら

2022年に引退した山崎智也さんを上回る、現役最多の当地V実績がある「江口晃生」選手。

桐生では2005年のSGオーシャンカップで優勝。2006年には悲願だった「記念G1赤城雷神杯」を制し、2017年のG1関東地区選手権も桐生で優勝しています。

水面を熟知した走りと整備力は今も衰えることなく、おなじみの前付けも健在。1コースあるいは2コースでの進入がほとんどで、生粋のイン屋として高い連対率を維持しています。

瓜生正義(福岡)

桐生競艇場を得意とする選手「瓜生正義」
名前 瓜生正義(うりゅうまさよし)
登録番号 3783(76期)
生年月日 1976年3月5日
身長/体重 158㎝/51㎏
血液型 A型
出身地/支部 福岡県/福岡支部
公式ページ 選手ページはこちら

2021年のグランプリ覇者であり、整備巧者としても知られる「瓜生正義」選手。桐生競艇との相性は抜群で、これまでに数々の功績を残しているレーサーです。

当地出走は重賞レースに限られますが、SGではダービー(2010年)とメモリアル(2012年)を制覇し、記念G1赤城雷神杯も2016年に優勝。難水面をものともせず、トップレベルの選手が揃った中でも実力を発揮し続けています。

毒島誠(群馬)

桐生競艇場を得意とする選手「毒島誠」
名前 毒島誠(ぶすじままこと)
登録番号 4238(92期)
生年月日 1984年1月8日
身長/体重 162㎝/55㎏
血液型 B型
出身地/支部 群馬県/群馬支部
公式ページ 選手ページはこちら

群馬支部エースの座を山崎智也さんから受け継いだ「毒島誠」選手。上記に紹介した江口晃生の弟子でもあります。

桐生では2015年と2020年のG1赤城雷神杯で優勝。近年はお正月、GW、お盆開催での活躍が目立っており、師匠に続く地元でのSG制覇を多くのファンが待ち望んでいます。

まとめ

桐生競艇場の予想に役立つポイントご紹介しました。

赤城おろしをはじめとした気象条件が水面コンディションを難しくしており、特徴を知ることは攻略の近道となるはず。また、買うべき選手だけでなく、買うべきレースの取捨も考えながらの予想が必要です。

モーターの整備も難しいことから、基本は信頼度の高い地元選手を軸とした舟券がおすすめ。そして、季節ごとのデータや気象情報もしっかりと頭に入れ、桐生制覇を共に目指しましょう!

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