佐賀県内に3つある公営ギャンブル場の1つ「唐津競艇場」。
穏やかな水面でコースレイアウトも広めの設計で、比較的走りやすい場といって良いでしょう。
ただ、イン逃げ勝率は全国平均を下回る数値。さらに、平均配当も高く推移しており、それなりに知識がないと攻略難度は高めかもしれません。
唐津で勝つために必要な予想法は、リアルタイムの気象状況を把握し、出目データなどから期待値の高い艇を推測すること。また、イン勝率の高い”企画レース”を狙うのも大切なポイントです。
これらの特徴を理解して挑めば、唐津での収支は安定するはず!
「リバースボート」の無料予想はとにかく当たります。
実際に試せば分かりますが、レースの選び方・買い目の絞り方はまさに本物。これほど高精度の無料予想は滅多にありません。
もちろん、信用できるまではエアー検証でOK。数レースで質の高さに気づくはずです。
唐津競艇場の基本データ・水面の特徴
所在地 | 佐賀県唐津市原1116 |
電話番号 | 0955-77-1311 |
水質 | 淡水 |
開催時間 | モーニング |
チルト角度 | -0.5/0/+0.5/+1.0/+1.5/+2.0/+3.0 |
モーター交換 | 8月頃 |
うねり | なし |
水位変化 | なし |
佐賀県唐津市にある唐津競艇場。開場当時は唐津湾につながる松浦川の河口付近でしたが、現在は河口から約2km離れた場所に移転しています。
競走水面は南北に伸びており、北から南に向かってスタートを切ります。
水質は「淡水」と公表されていますが、松浦川の水が使われているため、多少の塩分が含まれた軟らかい淡水と考えるのが適切でしょう。ただし、潮位変化やうねりの影響は受けません。
攻めの選択肢が多いワイドな水面
唐津競艇のコースレイアウトは、1マークのバック側にも十分な幅(87m)があります。
余裕を持たせたコース設計により、内外幅広い攻め方が可能となる競走水面。その為、1マークではさまざまな攻防パターンが繰り広げられます。
軟らかめの淡水で旋回がしやすく、機力を活かした勝負が可能。しっかり握って回る「まくり」から、マイシロを取っての「差し」「まくり差し」など、セオリーにとらわれない展開予測が重要です。
ピットから2マークの距離は全国最長
12秒針が回転を始めた時のカメラアングルで、ピット位置が遠くに見えるのも唐津らしい風景の1つ。
唐津競艇は2マーク側の奥行きが非常に長く、ピットから2マークまでの距離は全24場の中で最長の178mとなっています。
以下は、2マークまで70mしかない福岡競艇場との比較。
さすがにピット近くまで引っ張る選手はいません。
ただ、伸び足を活かしたいダッシュ勢にとっては、余裕を持って助走に入れる点がメリットになります。スタートさえ決まれば、有利な展開で1マークを迎えることができるでしょう。
追い風中心も天候は変わりやすい
唐津競艇の競走水面は基本「追い風」ですが、レースごとの変化には注意が必要です。
オフィシャルサイトには「前半レースは向かい風、後半レースは追い風」という表記があります。しかし、実際には前半から追い風だったり、1日中向かい風という日も…。
さらに、気象状況によっては風向きや強さを予測しづらくなります。季節や天候の変わり目には向かい風が勢いを増すケースもあるので、数値に加えて水面の目視も行うようにしてください。
唐津競艇場のコース別入着率
比較的「イン逃げが弱い」部類に入る唐津競艇場。では、逃げが決まらない場合はどのコースが結果を残しているのか?
唐津競艇の1コース1着率は通年で54%。
冬の数字が低下しているのは”強い追い風による影響”が強いと考えられます。また、3連対率が最も低い夏にも注目。1着率は平均以上でも、失敗すると舟券を外す可能性は冬より高くなっています。
その他のコースをまとめるとこんな感じ。
- 2コース:夏場の勝率が一気に落ち込む
- 3コース:1年を通して大きな浮き沈みはない
- 4コース:2~3着で堅調な数字を残している
- 5コース:3連対率が40%超えとなる夏秋に期待
- 6コース:3着率が跳ね上がる春にヒモ穴の期待
季節ごとの特徴は大きく異なります。実力が拮抗したレースなどは、1つの予想材料として活用しましょう!
唐津競艇場 予想攻略のコツ
イン戦の成功率が平均以下であるうえ、強風で水面が荒れればさらに難しくなる唐津競艇。当然ながら予想も一筋縄ではいきません。
「勝負すべきか or 見送るべきか」の判断が舟券勝率に大きく影響するので、その見極めをしやすくなる”予想のコツ”をいくつか紹介しておきます。
インが強いのは「朝イチと最終レース」
競艇で勝つには「イン戦が堅いレースで勝負」するのがセオリー。
しかし、唐津競艇のように1コース勝率がそれほど高くない水面の場合、インを信頼できるレースの数はそれほど多くありません。
そこで、ランダムに過去の100レース分(一般、G3のみ)を集計し、1~12レースの1コース1着率を分析してみました。すると、非常に分かりやすい傾向が明らかに…
1R | 2R | 3R | 4R | 5R | 6R |
76% | 64% | 60% | 46% | 43% | 38% |
7R | 8R | 9R | 10R | 11R | 12R |
35% | 26% | 40% | 52% | 62% | 68% |
イン逃げ成功率が高いレースは序盤と終盤に集中し、中盤のレースはまったく振るわない数字。
中でも1Rは76%という鉄板級の強さ。企画レースが続く朝の時間帯は第3レースまで60%台が続きます。そして、ドリーム戦や準優、優勝戦と強豪レーサーの登場が多くなる11~12Rレースも1着率は60%を超え。
一方、中盤のレースは1着率が大きく落ち込み、8Rに至っては26%という低さに。
唐津において54%という1着率はあくまで平均値であり、レース番号によって変動することをお分かりいただけたはず。
そのうえで、インコースを信頼して狙えるのは朝の3レースと最後の2レース。中盤レースはイン逃げ率が低下するので、本命党には魅力が半減すると覚えておきましょう。
展開に影響するピット離れ
ピットから2マークまで178mもの距離があり、少しでも出遅れると”進入隊形が乱れやすい特徴”があります。
以下は、オフィシャルサイトの「枠番別コース取得率」。
枠番別のコース取得率を確認すると、2コースから90%を割っており、コースの入れ替わりが起きやすい水面であることが分かります。
本番でいきなり変わってしまうこともあるので、スタート展示の進入を信用しすぎるのはおすすめしません。
ピット離れが少し遅れただけでも、枠なり進入が崩れる原因になりやすいコースレイアウト。そのリスクを予見するには、展示で「ピット離れ」と「出足」を必ずチェックしてください。
出足の目安にしたいデータは、オリジナル展示タイムの「直線タイム」。
1マーク出口がタイム測定の起点となるため、モーターの初速に関係しやすい数字となります。ピット離れがモタつく上に「直線」のタイムも悪いようであれば、インコースであっても評価の見直しが必要です。
4コースの取捨はスタート力
唐津競艇は2マーク側に奥行きがあり助走は十分取れます。この特徴的なコース形状の恩恵を受けるのが、ダッシュのカド位置となる4コースです。
過去データを確認すると、唐津の4コースはフライング件数が少なく、全24場の比較でも最少レベル。そして、平均スタートタイミングも他コースと差はほとんどありません。
スタートを合わせやすくカド位置となれば、1マークで優位に立てる可能性が高まります。
スタートを決めた場合、内側を飲みこむ一撃まくりの展開。突き抜けられなくても、2~3コースの壁を崩せれば2着争いに食い込む公算は十分です。
イン戦の相手を絞り込むうえでカギとなる4コース。モーター性能をはじめ、節間のスタートタイミングやスタート展示の動きをチェックし、軸にするかの判断を行いましょう。
グイっと伸びる「内差し」に注意
スピード戦になりやすい唐津の水面ですが、スロー勢の動きや風のコンディションによっては先団のターンが外に流れていく光景も少なくありません。
この展開になって一発の目が出てくるのは差しを狙った艇。
鳴門のような「バックストレッチのインが伸びる特徴」は唐津にもあるといわれており、艇先がかかれば2マークで逆転劇もよく目にします。その展開が起こりやすい条件とは…
- 強い追い風
- 1コースのスタートに不安
- 2~3コースのまわり足がひと息
1つでも該当するレースの場合、外からマイシロを取っての内差しが決まる可能性は高くなるでしょう。
ただし、そうした予測をするのは上級者でも難しいこと。また、大荒れとなるケースもあるので、的中率にこだわるなら勝負を見送るのがベターです。
「高配当を狙いたい」という方は、外枠から薄めに流すリスクの低い買い方がおすすめ。
整備調整が見える選手コメント履歴
モーターの仕上がり具合を確認する際、必ず参考にしたいのが選手コメント。唐津競艇場のオフィシャルサイトでは、前日コメントに加えて前検日からの履歴を確認することができます。
整備が上手くいって結果が出た後でも、気温や湿度を見ながら絶えず微調整を必要とするのがモーター調整の難しさ。
日に日に機力が上がっていくこともあれば、ピークを越えてパワーが落ちていくことも。機力が重視される唐津では、選手の整備力も予想において重要なファクターとなってきます。
このコメント欄はマジで参考になります!特に実力が同等のレースは、仕上がっているモーターを信頼すると良い結果に繋がるかも。
唐津競艇場 出目の特徴
イン逃げが堅いレースにおいて、回収率アップにはできるだけ点数を絞ることが大切。そこで覚えておきたいのが「出目の傾向」です。
各場の特徴はそれぞれ違い、連帯しやすいコースにも特徴があります。その傾向を掴んでおけば、イン逃げの相手選び、失敗時に勝ちやすいコースが見えてくるはず。
2着以降は内枠優勢も大きな差はなし
3連単のランキング上位は、順当に1コースの1着から。相手も内枠から並んでいます。
「1-2-4・1-3-2・1-3-4」の占有率は同率となっており、イン逃げが決まったレースでは「1-23-234」で堅く収まる傾向が強いです。
ただ、5,6コースが3着に絡む出目が10以内に4つも出現しています。アウトコースがここまで台頭する競艇場は少ないので、回収率が下がっても「3着を流す買い方」がおすすめ。
とはいえ、あくまで上記はイン逃げが成功したケース。インが強いレースに限った狙い目であることをお忘れなく。
「1-5」からの3着目には特徴あり
少し配当が上がる組番を見ていくと、センター勢が凹んで5コースが食い込む「1-5-2」と、6コースが追走するスジの「1-5-6」が目につきます。どちらもまずまずの占有率となっており、中穴レベルの配当が期待できそう。
ちなみに、5コースのヒモ穴は2連対率が20%を超える夏が狙い目。2コースの2連対率が最も落ちる季節とリンクしています。
1マークの展開が荒れそうな時には「1-5-26」の2点は抑えたい買い目となります。
イン逃げ失敗時はスロー勢の「2=3」から
2連単のランキングは、1コースから相手は内側優勢。
イン逃げ失敗でよく出るのは「2-1」と「3-1」で、4カドの一発はイン逃げ成功率が下がるレースでたまに出る程度。
1号艇が連対しないパターンでもスロー勢による「2-3」が上位。裏目の「3-2」なら平均配当が跳ね上がるので、2連単なら必ず折り返しで買っておきましょう。
唐津競艇場の企画レース
唐津競艇で実施されている企画レースは4つ。
モーニング開催かつ前半レースとなるので早起きは必要ですが、通常のレースより確実に当てやすい番組となります。本命党の方は特に、少ない買い目でガッポリ稼いじゃいましょう!
朝1戦(第1レース)
「A級3人、B級3人」の構成となる第4レースの「おは4戦」。枠順はランダムとで、1号艇にA級選手が座るかどうかは日によって変わります。
A級のイン戦が固定されておらず、企画レースとしての魅力は低め。イン勝率も5割を切っていることから、通常レースと同じ観点で予想するのが賢明。ここで大きく勝負するのは得策ではありません。
モー2ング戦(第2レース)
「1号艇と2号艇に主力選手」の構成となる第2レースの「モー2ング戦」。通常は内2艇にA級が配置され、予想の焦点は2,3着争いとなるでしょう。
インコースの勝率は60%を超えており、内側決着の可能性は高め。2号艇に明らかな格上選手がいない限り、1号艇を軸にした買い方で問題ありません。
ただし、3号艇が凹んだ場合は大外まで絡むことも。その為、カベ受けを果たせる3号艇なのか?その判別は欠かさないように。
3ライズ戦(第3レース)
「1号艇と3号艇に主力選手」の構成となる第3レースの「3ライズ戦」。
通常は1号艇と3号艇にA級選手が配置される形となり、間に挟まれた2号艇の選手がイン逃げに乗っていけるかどうかが予想のポイント。
インコースの勝率は60%程度あるので、1号艇から流すのが基本スタイル。しかし、内枠3艇で決まる「1-2-3」「1-3-2」の確率は低いため、どこまで買い目を増やすか?その判断がカギとなるでしょう。
おは4戦(第4レース)
「A級3人、B級3人」の構成となる第4レースの「おは4戦」。
枠順はランダムとなり、1号艇にA級選手が座るかどうかは日によって変わります。A級のイン戦が固定されていないので、企画レースとしての魅力はほぼなし。
1コースの1着率も5割を切っていることから、特別視する必要はありません。勝負するのはオッズに旨味があるレースに絞りましょう。
唐津競艇場を得意とする選手
特徴的なコースに加えて風も影響しやすい唐津競艇場。イン逃げが決まりやすい水面ではなく、混戦となれば経験豊富な地元レーサーへの信頼度は自ずと高くなります。
そこで、実力者が揃っている佐賀支部の中から、どの枠からでも黙って本命に推せる3選手を紹介します。
峰竜太(佐賀)
名前 | 峰竜太(みねりゅうた) |
登録番号 | 4320(95期) |
生年月日 | 1985年3月30日 |
身長/体重 | 171cm/51kg |
血液型 | B型 |
出身地 | 佐賀県 |
所属支部 | 佐賀支部 |
2018、2020年の賞金王「峰竜太」選手。
不祥事によって2022年には4ヵ月の出場停止もありましたが、復帰後は一般戦を中心に1着を量産。SG出場は少し先になるものの、再び艇界の頂点を目指し奮闘中です。
唐津での勝率は9点に手が届く驚異の高さ。2020年には完全優勝を含む当地22連勝の記録を残し、どこからでも上位に食い込むトップクラスの実力者。
番組表に「峰竜太」の名前があった場合は、迷わず主軸として予想してくださいw
深川真二(佐賀)
名前 | 深川真二(ふかがわしんじ) |
登録番号 | 3623(71期) |
生年月日 | 1974年6月6日 |
身長/体重 | 165cm/51kg |
血液型 | B型 |
出身地 | 佐賀県 |
所属支部 | 佐賀支部 |
積極的な前付けを持ち味に、SG戦線で活躍を続けるダービー覇者の「深川真二」選手。
唐津は2009年のモーターボート大賞でG1初制覇を果たし、オール地元戦ではお正月、GW、お盆のすべてで優勝経験があります。
当地勝率は7点台後半の安定ぶり。過去には「6号艇から1コースを奪ってイン逃げ」という離れ業も見せており、起こしのタイミングを熟知したスタート勘にも注目です。
上野真之介(佐賀)
名前 | 上野真之介(うえのしんのすけ) |
登録番号 | 4503(102期) |
生年月日 | 1988年2月25日 |
身長/体重 | 167cm/52kg |
血液型 | A型 |
出身地 | 佐賀県 |
所属支部 | 佐賀支部 |
「上野真之介」選手がデビュー初優勝を飾ったのは地元唐津。優勝戦はやや強い向かい風で各選手がスタートに苦しむ中、1艇だけコンマ04のスタートを決めて悠々と逃げ切りました。
当地勝率は7点台後半と高水準。2020年には3節連続Vを達成するなどホーム水面での強さが際立っています。
イン逃げの安定感はもちろん、6コースからコンマ0台のタイミングで舟券に絡むシーンも多く、地元水面ならどのコースに入っても信頼度は高めです。
まとめ
今回は「唐津競艇場」の予想に役立つポイントを紹介しました。
縦横に広いスピード水面であり、風向きも強さも変わりやすい読みづらい競艇場。また、ピット離れの優劣も勝敗を左右するため、展示や出足チェックは欠かせません。
それと、インの強さはレース番号によって異なる点も注意したいポイント。インが堅い企画レースをはじめ、機力上位の信頼できる終盤レースに絞って勝負することをおすすめします。
結論、収支を安定させるのは難しい水面です。
そのことを理解したうえで、少しでも不安のあるレースは参戦せず、オッズが低くても当てることに特化した買い方で攻略しましょう!
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